西エウロペ大陸にできた共和国軍政府最高仕官コクンは、兵器の地元調達を推進していた。
そのひとつが、このタンデロイガである。
元々は、西エウロペ戦役にて数度確認されてたクライジェンシーティガーを量産化するつもりだったが、
開発元のヤルファルト重工が、開発データを開発機ごと破棄していたために、別企業に残存していた設計図と
映像によるスペック分析にライガーゼロの設計データを組み合わせて開発させて完成させた。
ほとんどのパーツは、ライガーゼロの規格を基本にしているために性能的にライガーゼロとたいした
性能差がない。
ただ、ティガーの野性体を使用しているために、ライガーとは微妙な特性の違いが生じている。
たとえばライガーが草原などを好んで戦うが、タンデロイガの場合は森林や荒野などを好んで戦う。
軍政府政権誕生1周年記念の式典にずらりと並べられたタンデロイガは、見る物を興奮させたという。
この機体は、共和国本国軍でも一部採用されている。
このガデニー機は、現在開発途上のブロックスシステムを使用した改良機である。
ブレードの代わりに長い腕とその先につめを装備している。
ガデニーはこのつめを器用に使って戦闘をこなし、エースパイロットとしてなをはせた。
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