ZAC2101年以降、共和国の主力ゾイドとして生産が開始されたライガーゼロ。
しかし、野性体の捕獲の難しさ、コストパフォーマンスの悪さから数が少なく、
共和国内部では次なる主力高速ゾイドの開発を進めていた。
そこで比較的数が多く、改造のしやすいシールドライガーをベースに改造が決定。
ただ、上層部からの条件が以下のようにつけられる。
1 シールドの発展型、ブレードライガーと同等もしくは、それ以上の性能を有すること。
2 オーガノイドシステムは極力使用しない。
3 コストパフォーマンスを抑える。
これらの条件をクリアーするために、現在最新ゾイドであるライガーゼロでつんだ実績を
元に改装することになった。
装甲は、ブレードライガーのものを使用。
それをもとに生産性などを考慮してゼロシュナイダーのものを各部分に装備。
各部分の調整などにかなりの労を要したが、最終的にゼロと同じく性能を限界近くまで
引き出せることに成功。Gライガーと名づけられる。
計算上では、シュナイダーとおなじ330kmを出すことが可能だった。
しかし、完成したGライガーは、初テストの時に爆発事故を起こす。
原因は、無理に限界性能を引き出すようにしたことにより、ライガー自身が耐えられなく
なったためだった。
開発陣は仕方なく、ライガー自身が耐えられる性能に抑えることとなった。
それでも300kmを超えるその性能はすばらしく、上層部で認められることとなった。
しかし、シュナイダーのパーツを共通化したとはいえ、後に主力ゾイドとして採用される
ケーニッヒウルフよりコストパフォーマンスを抑えることが出来なかった。
そのため、量産の承認が降りることはなかった。
しかし、そのままお蔵入りするはずだったこの機体を、ミーチェ・ナーグ少将の目に留まり、
彼のはからいにより、特殊部隊、または後方部隊など用に少数生産する方向となった。
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