中央大陸に凱旋した共和国軍だったが、戦局が進むにつれて切り札である凱龍輝の
消耗の激しさに頭を悩めていた。
凱龍輝は共和国軍で唯一セイスモ、フューラーの荷電粒子方を無効化する事の出来る
機体であったために各戦場で重宝され、酷使されていた。
その結果、各地での消耗と補充が当初予想を大きく上回ってしまう事態が発生。
そこで、前衛から撤退する凱龍輝の穴埋めとして以前頓挫したゴジュラスMK−Vプランの発動を決定。
とにかく攻勢をかけている現状を維持するために、早急な開発を言明された開発部は、
機体設計は凱龍輝の物を流用、装甲は旧プランにそった形にするが現状入手しやすい物を
使用する事で、短期間での開発に成功。
3ヶ月という短い期間で試作機がロールアウト。
まともな試験を行なう事もなく正式採用され、ゴジュラスR(リファイン)と名づけられた
新たなゴジュラスは戦場に送られる事となった。
素体設計は凱龍輝の物を流用しているため、ほとんど違いはない。
ただ、集光パネルを持たないゴジュラスRには、口内の荷電粒子砲の扱いが問題となったが、
機構を安価な中型荷電粒子ビームに変更する事でコストダウンを図っている。
装甲は凱龍輝やたのゾイドなどの余った物をベースに設計の一部を変更するに止め、
開発、生産性を狙ったものとなっている。
一日でも早く戦場に送り出す事だけを考えられた機体であった為、一時的に戦場での
不具合報告が多々見られたが1ヶ月ほどで問題のほとんどが解決された。
ただ、旧ゴジュラスほどではないが気性の荒い部分は改善せず、ある程度乗り手を
選ぶ機体となってしまったが、凱龍輝の搭乗訓練を行なったものならほとんどの者が
乗れるため、問題視される事はなかったようである。
なおベースカラーは旧ゴジュラスMK−Uを参考にしているが、各戦場に対応して
さまざまなバージョンがある。
|